[コメント] その日のまえに(2008/日)
大林少年のメッセージは今回は伝わった! 主演2人の演技(個性?)が作品世界に(意外にも?)見事に収まったのも佳かった(配役の勝利?)。☆4.0点
映画と原作は別物である。特にこの映画を観た観客には全く別の方向性を感じるひとも多いだろう。しかし私にはこの映画程、原作とその映画化の不可分な結びつきを感じた映画はない。
原作を読んでから観たひとは、怒るか、意外性にあきれつつ喜ぶかに分かれるのだろうが、この映画を観て原作を読みたくなった私としては、原作よりも映画の方がより面白く思え、且つ考えさせられた。実はこの映画は原作を非常に上手く掬い上げているのだが、映画から入った私からすると「なんだ原作ではこの程度のものか」という感じだった。映画の方が「原作+大林ワールド」で大盛りだからだろうか。…
私はこの映画を気に入って映画館に2回足を運んでいる。2回目観賞後には「この映画の場面を作りださせた原作もまた見事なのだな」とも感じた。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。