とにかく前半〜中盤までの疾走感溢れる映像には圧倒される。

もちろん私が、あまりアクション映画やスリルのある映画を嗜好しない

という理由もあるだろうが、それでも ほとんど息つく暇が無かったのは

かなり評価は高い。

ダニー・ボイル作品は初見なのだが、この映像はクオリティは高い。

（それとも アンソニー・ドッド・マントル の作品を観るべきなのか？）

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惜しむらくは、やはりオスカーとしての 気品には少々欠ける部分と

脚色をしたものにしては、捻りが無い点。

もっとも、前年の『ノー・カントリー』（コーエン兄弟の作品で数少ない

失敗作だと思うのだが） 受賞よりは、遥かに説得力のあるパワーがある。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2010.6.11　鑑賞