ヒトラー暗殺計画ってそのものについては色んな所でネタにされてますけど、今回のワルキューレ計画からみたら乗り越えるべき一個目のハードルに過ぎないんですよね。

そんな超重要で本来成功してなきゃいけない計画にいきなり失敗して大ゴケ。そりゃあ後半盛り上がらずに尻切れトンボになるはずですわ。

似たような「暗殺失敗するのわかってますよ映画」として『ジャッカルの日』がありますけど、あっちは暗殺シーンをラストギリギリにまで持ってくることで、それまでの準備段階を長くして緊張感を持続させてました。この作品もそんな感じで暗殺計画そのものを最終目的にして組織内部の人間関係やら作戦準備やらを徹底して描くべきだったんじゃないですかね。

それでもクーデターメインで作りたいのならフロム将軍とか通信室あたりの比較的中立っぽい人を主役にするか。個人的にはこっちの方が見たかったかなぁ