[コメント] つみきのいえ(2008/日)
ドモアリガトMr.ロボット。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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老人は、新しいパイプを試してみるがしっくり来ない。落としてしまったパイプを探し、想い出を回想する。
過去への愛着を捨てない話は、珍しいものではない。しかし、それを表現するために、家が人生のように積み上がっていく構造を持っていて、老人自身が建造する家は、無意味に思える扉がわざわざ設けられ、想い出を断ち切らない、という見事な設定。
アカデミー賞を獲ったので鑑賞しましたが、本作は昔の日本のアニメーションだと感じました。食事シーンで背景も体も動かず、口まわりだけ若干もぐもぐしているとか。止め画みたいなものとか。作業量軽減のために苦肉の策として発達した独自の手法が、外国でも受け入れられ評価されると、ちょっと嬉しいです。
-- 余談ですが、アカデミー賞の加藤監督のスピーチは凄く上手くて話題になりましたね。気に入って何度も観ました。 オスカーが重たいと言った後、サンキュー○○を連発。発音の問題で、Sank you, ○○.に聞こえる。最後にドモアリガトMr.Robot(重圧から解放される歌)。受賞作は、家が段々沈んでいくが、丸ごと受け入れる話。
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