[コメント] クローズ ZERO II(2009/日)
喧嘩なぞ所詮暇な学生の「遊び」であって大人にはもはや関係ない代物なのだが、だからこそ、学生たちがたかが「遊び」に過ぎない喧嘩に全力を注ぐ様は、映画の虚構性とも通底して青春映画としての強度を高める。
欲しいロングショットがちゃんと挿入され、欲しいアクションがちゃんと撮られている。殴る蹴るといった動作を的確に捉え、長回し、スロー、細かい繋ぎ等その喧嘩に相応しい処理で提示されていく快感。小栗旬が高台から画面手前に向かってジャンプする。何気ないアクションが映画の感情を高めていく。
少々長いしラスト1つ前のショットで締めてほしいところだったが、観ていてとても気持ちの良い映画だった。これは三池崇史の中でもトップクラスの出来だと思う。
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