[コメント] ミルク(2008/米)
ゲイ・ムービーの枠を超えて,マイノリティの苦悩を描いた傑作。多くの人が異性しか愛せないのと同じように,同性しか愛せないだけという単純な事実を改めて目の当たりにした。ショーン・ペンの熱演に胸が熱くなる。良い映画を観た。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ショーン・ペンが,ゲイであることが有利だと同僚に言われて,くってかかるシーンが印象的。職場にカミングアウトしている同僚がいるせいか,他人事には思えずに胸が熱くなった。ゲイの人に対する好奇の目は未だ,完全にはなくなっていないんだろうと思う。相手が男性か女性かの違いだけで,真摯な愛情であることに変わりはない。ただ,日本だと同性愛者は結婚できないことから,なかなか踏ん切りがつかず,いつまでも浮気をしてしまうことがあるようで,その点は不幸なんだと思った。永遠に法律的に結ばれることがないから純粋なんだよ,と言う人もいる。純粋かどうかわからないが,その不安定さは大変なんだと思う。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。