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[コメント] ツィゴイネルワイゼン(1980/日)

私の中で鈴木清順という人はどことなくお茶目なイメージがあります。
づん

そして何でも茶化したような映画を作る人だなぁと思っていて、そういうところが好きで、ついつい彼の作品を観てしまうんです。でもこの作品には私の求めているお茶目さがあまり際立ってなくて、むしろ芸術的と言えばかっこはいいけど、要は訳わからん映画で、鈴木清順に芸術性とかあんまり求めてないっていうか映画にそこをあまり求めてない私にとっては、精神状態がフラットになってしまって、心を揺さぶられませんでした。良い方向にも、それこそ悪い方向にも。

ただ一つ、盲目の3人の浜辺でのやりとりは印象に残ってます。ていうか私の思う鈴木清順ぽさがそこにはありました。あとラストは「ぅへ!?」ってなったけど、だからってそれに対して考え込む勇気は私にはありませんでした。

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08.09.09 記

(評価:★2)

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