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[コメント] 余命1ヶ月の花嫁(2009/日)

TVドキュメンタリーを偶然見て、号泣。その映画化ということで、期待を裏切らない、丁寧な映画でした。が、やはり「本物」のドキュメンタリーの志の高さを思い知る結果に。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







韓国映画や、ハリウッドの「難病もの」にありがちな、「強引な泣かせの演出」は無く、思った以上に「静かな映画」だったので、素直に見ることが出来ました。

しかし、映画に胸打たれるほど、それ以上にドキュメンタリーの中の「本物の千恵さん」の「生きてる」姿に、圧倒される。実際に栄倉ちゃんは熱演していたと思うが、それを言ったらはじまらないと思うが、やはり本物にはかなわない。

作り手も「それ」は承知だったんじゃないかとも思う。そのなかで、「映画」というジャンルで、精一杯の「千恵と太郎」を作り上げていたと思います。

あと、その後、関係者がものすごい誹謗中傷にあっているという事実を聞くと、情けなくなってくる。もちろん人それぞれに感じ方は違うと思うが、中傷のほとんどは悪意にみちたもので、そういうものを目にするとやりきれない。

追記:自分が『父親たちの星条旗』で書き込んだコメント、<映画は「教材」でもなく、「映像資料」でもなく、「娯楽」。肩の力を抜いて鑑賞したほうが、ちゃんとこの映画の「力」が伝わると思う。> を見て、ちょっと気が変わった。 映画として「楽しむ」(ふさわしくない言葉かもしれないが)ことが出来たことは確か。ならば、「映画としての使命」は果たしていたと思う。

(評価:★4)

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