[コメント] 友情ある説得(1956/米)
ワイラーの作品ではマアマアですね。戦わないという教えと、戦う意思が内面で戦争してるんですもんね。映像も積極的な色彩を利用していて好感が持てる。
ゲーリー・クーパーは、”らしさ”に欠けていると思う。でも内面を表現する役者としてはアメリカ映画史上最強の人であろう。その意味では適役であった。
ワイラーについても”らしさ”に欠ける。『ベン・ハー』でも『おしゃれ泥棒』でもなく、やはりこの人は『孔雀夫人』であり『大いなる西部』であろう。その中間的な作品として評価はしたいところだが、中途半端となってしまった。
でもね、これはこれで良いと思います。これが南北戦争だったのかもしれない、と思わせてくれるだけで十分なのかもしれないわけですね。
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