コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ラスト・ブラッド(2009/香港=仏=日=アルゼンチン)

小夜役のチョン・ジヒョンのアクションの頑張りは感じられるが、やたらスローモーションやワイヤーアクションを多様してしまっているのが残念。東洋系の主人公によるヴァンパイア系のヒロインアクションでも『ツインズ・エフェクト』にはまだまだ敵わない。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







2000年のアニメ映画『BLOOD THE LAST VAMPIRE』の実写映画化作品。

オリジナルのアニメ映画版で小夜に助けられる保険医の女性が実写映画版では同世代の女生徒に改変され、小夜との間で友情を築くエピソードが入れられている。

女子高生の出で立ちで刀を武器に怪物を倒す主人公のキャラクター性が際立っており、ストーリー性が無かったアニメ映画版と比べると、ドラマ性が加えられたことでメリハリのある作品にはなっている。

ただ、小夜を引き入れたエージェントのポジションがどうにも中途半端だし、小夜とアリスの間のエピソードも大して広げられてないので、終盤で小夜のために命懸けで助けようとするアリスの活躍もあまり生かされてない。小夜の過去の経緯に忍者っぽいものを絡めるのも、一昔の日本感でちょっと興醒め。

小夜役のチョン・ジヒョンのアクションの頑張りは感じられるが、やたらスローモーションやワイヤーアクションを多様してしまっているのが残念。東洋系の主人公によるヴァンパイア系のヒロインアクションでも『ツインズ・エフェクト』にはまだまだ敵わない。

またCG特撮が最近の作品にしてはかなり安っぽい出来なのも気になった。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。