[コメント] ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009/日)
庵野秀明が本作でやろうとしたことは、ファンへの迎合ではなく、ファンとの共謀関係の構築ではなかろうか?
ある友人は言った。「作品性の否定だ、堕落だ、後退だ!」と。また別の友人は言った。「最高傑作だ。素晴らしいの一言だ。ただ、最終章でまた庵野は、ちゃぶ台返しをやるのではないか。心配だ、俺は庵野をまだ信用できない。」
個人的にはエヴァにそれほど思い入れがないのだが、両方の意見とも、まあ肯ける話ではある。
自分としては、庵野秀明はファンへの迎合を行おうとしているのではなく、エヴァという作品のマーチャンダイジングを永続化させるために、ファンとの共謀を呼びかけているように思えた。
TV放映から十数年経過しているし、作り手・受け手の双方が、角が取れていい時期なのかも知れない。
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