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[コメント] セント・アンナの奇跡(2008/米)

映画館で観たかった。2時間20分までプロローグだった。「これが僕らの・・・」から涙が出てきた。とても短く感じた。DVD観 2010/2/21
中世・日根野荘園

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







事故でも戦争でも、多くの人が犠牲になった場所で一人生き残れば、人は「生かされている。」と感じるそうだ。

その一人は、普通に活き。もう一人は、死なない装置(安全)を作り始める。

そしてもう一人は、死んだように活きている。苦しい人生だったようだ。

郵便局で彼と巡り会うのは、必然なのかもしれない。

ストーリーが進むにつけ、冒頭のシーンとなかなか結びつかない。観る側の想像力をどんどん駆り立てる。誰が撃って。誰が撃たれたの?

最後の10分で、点と点が、繋がっていく。そうか彼も主人公なのだと。

「これが僕らの子供時代だよ」

で言いたいことを理解したときから、涙が出てきました。その時代を生きた人が、証言をしないと、だれも判らないのです。死んだ人も報われない。(と思う)

そして、一日一日を大切に!

現在は、近くで多くの人が死ぬという場面は、あまり無いが、自殺者が増えるなど見えない部分で同じ時代なのかもしれない。

この20〜30年では、「御巣鷹山」「サリン事件」「阪神大震災」、「911」などを思い出します。100年ほど前なら「タイタニック」も。

DVD観 2010/2/21

PS:イタリアでの黒人の扱いに驚き、発見でした。

(評価:★5)

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