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[コメント] 処刑の部屋(1956/日)

暴力、女、カネ。克己のワガママ放題の しわよせは去勢連合に。 つや消し白の暗〜い画面。
マグダラの阿闍世王

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







勝ち続けたい若さは負け組の怨念を生む。 それを知っていての無軌道さ。破れかぶれの尊大志向確信犯。

女は愛情の対象というより懲罰の対象。 いや、懲罰が歪んだ愛情表現なのかな。 このやろー、女のくせにウェーバー批判なんかやりやがって! 知的な女の化けの皮を剥がしてやりたい!

征服欲。男の性=勝つ、ということ?

問題のシーン。ビールに睡眠薬?で女を睡眠強姦。

お客なら誰にでもペコペコする銀行員の父を見下す息子:克己。

パーティー券。

確かに、時代の先取り感があります。 女性拉致、親を軽蔑、世の中カネ。 当時の大人たちはしかめっ面でしょう。こんな大学生。 大人が理解できない反社会的な若者を描いた、という意義の映画でしょうか。

(評価:★3)

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