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[コメント] いまを生きる(1989/米)

キーティングが赴任してきた理由→
アルシュ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ひねくれ者のひとつの意見として読んで下さい。

◆親の期待と自分の夢とに板挟みになり相談に行ったトッドに対してキーティングは、「我を通せ」とアドバイスする。生きることの意味、殻を破る事を滾々と授業で説かれても、彼は自殺という最悪の選択肢を選んだ。

「死せる詩人の会」を内緒と言いながらも、生徒に教えたのは軽率。加えて、生徒を授業以外は放置気味の感がある。

型破りな授業をするからにはそれなりの対応と責任が伴うが、キーティングは果たしてそれを行っていたのだろうか?少なくとも作品中では描かれてはいなかった。

そう言ったキーティングの中途半端な姿勢が、彼の転勤を繰り替えさせているんではないでだろうか?

◆そうは言っても、押さえ気味のロビンの演技は好感が持てました。詩の評価の仕方が劇中出てくるけれど、これを「映画」に置き換えてみようと思います。そういう意味ではキーティング先生はマイ・キャプテンです。

(評価:★3)

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