[コメント] ぼくはうみがみたくなりました(2009/日)
観る前は「自閉症についての啓蒙映画かなあ」程度に考えていたのだが、意外といっては失礼ながら映画としての出来もなかなか良かった。大塚ちひろだけを目当てに観にいった自分をちょっと恥じた。[東京都写真美術館]
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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実際、この作品における彼女の役どころはというと、「昔の彼氏を思い出す」というだけの理由で、見ず知らずの男を簡単に車に乗せてしまうちょっとアレな女ということもあって、キャラクターとしての魅力は(少なくとも個人的な印象としては)あまり強くはない。というより、特に後半においては秋野太作・大森暁美演じる老夫婦の存在感に完全に負けている。
とは言え、それら脇の人物にしっかりとした厚みがある分、なかなか観られる作品になっている。劇場には障碍をお持ちの観客の方々も多かったが、皆さんきっと満足して帰られたことであろう。単に自閉症の人を主人公にした“だけ”の映画ではないのだ!と。
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