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[コメント] 宇宙へ。(2009/英)

宇宙へ。』→映画館窓口で「『うちゅうへ』お願いします」、と言ったら「『そらへ』ですね?」といわれてしまった。恥かいちゃったじゃないですか。『』までつけて、モー娘。かっ!
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







この映画、エンドロールで、「日本語訳スタッフ」欄の「宮迫」以外に、一番最初に「ナレーション:HIROYUKI MIYASAKO」の記述が。『アース』の渡辺謙みたいに、本来の英語版を日本語で作り直しているとかじゃなく、最初からBBC JAPAN製作の「日本向け」なのか?

さて、本編鑑賞。ほとんどが「米国の宇宙開発の歴史紹介と、現場の映像・音声」「テロップ」「宮迫のナレーション」でできている。あくまでもドラマではなく「ドキュメンタリー映像」。それも「インタビュー」とかがないので、登場する人間の「きもち」はぜんぜん判らない。だから、「ふ〜ん」で終わってしまい、気持ちが動かされない。もっと「宇宙少年」だった昔の純粋な憧れを呼び起こしてくれるのかと期待していたんだけど。だから「ドキュメンタリー」でもなく「ニュース映像」に近い印象を受けた。

その当時、大きな衝撃を受けた「チャレンジャー号」の事故。それですら、あまり心を揺さぶられなかった。(どっちかといえば「ハッブル」の話題のほうが、興味を引いた)。あと「アポロ13号」のアクシデントを完全に無視した。

映画『遠い空の向こうに』(原題「OCTOBER SKY」→並び替えると「ROCKET BOYS」のアナグラムがあるとシネスケの書き込みを読んで感激したことを告白します)で、ソビエトの「スプートニック」が10月の空を横切るのを、アメリカの人々が複雑な思いで見上げていたことが印象的だった。『宇宙へ。』でもそういう人々の「思い」をもっと深く掘り下げていたら、もっと違った印象だったろう。ガガーリン少佐の「青かった」をどんな気持ちで聞いていたんだろう。それがあったから「アポロ11」成功の歓喜が大きかったんだろうに。

(評価:★3)

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