[コメント] 戦場でワルツを(2008/イスラエル=独=仏=米=フィンランド=スイス=ベルギー=豪)
物語の背景が分からないと辛い。映像が病的に美しい戦争アニメとしか感じられなかった。
帰宅後、レバノン内戦についてWikipediaの記事を読んでみたのだが、事態が複雑過ぎていまいちピンとこない。物語は主人公の記憶を辿りながら徐々に「あの有名な」サブラ・シャティーラ事件に接近していくのだが、「その」事件の名前すら聞いたことのない平均的な日本人である私に、臨場感を感じさせることなんて土台無理な話だと思う。
用いた手法の斬新さ、海外での高評価を鑑みても、単に戦争の悲惨さを語る作品ではないのだろう。監督はこの作品を通じて重大な何かを伝えようとしているのだが、それが何なのかは分からない。ある意味、ストレスが溜まる作品であった。
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