[コメント] 大曽根家の朝(1946/日)
GHQに作らされたなんても言われますけど、木下監督が作りたいように作った作品だと思うんですけどねえ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
『陸軍』(1944)に続き、地方の名家と戦争の軋轢を生々しく描く作品だが、『陸軍』を制作した当時は戦時中でもあり、どうしても制約を受けていた。その中で戦争反対の旗印をしっかり描いていた木下監督が、今度は一転して平和主義を全面に出した作品で、戦時中に押し込められていた言論の自由がおおっぴらに仕えるようになったことの喜びが描かれている。そのお陰でGHQから民主主義的作品として推薦まで受けている。
確かにやや平和の押しつけという要素は感じられるし、結局全ての悪は軍関係者と、それに踊らされた少数の人間に責任を押しつけているという印象は確かに感じられるものの、その中にあって、日本的な家庭のあり方というものが中心となっているので、それはそれで結構しっかりした作りになっている。
どんな環境にあっても妻としてしっかり家の屋台骨を取り仕切る妻役の杉村春子、そして何かというと軍を引き合いに出す役の徳大寺伸の二人ばかりが目立ってはいるけど、それでキャラはしっかり立っていた。他のキャラが今ひとつという印象は拭えないけどね。
(評価:)
投票
| このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。