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[コメント] インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994/米)

出来の善し悪しではありません。単に私に合わなかっただけです。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 アン=ライス原作の同名小説(邦題「夜明けのヴァンパイア」)の映画化。原作そのものはシリーズもので、既刊も多く、当然ながらファンも多い。特にシリーズを通しての中心人物となるレスタトは人気が高く、それをトム=クルーズが演じるとなって、相当の苦情が来たらしい。それは原作者のアン=ライスも同じで、レスタト役にクルーズが起用されたことを知った時、「自分に出来る役と出来ない役が分からないと駄目」と痛烈なコメントをしており、それを聞いたクルーズはショックを受けたが、実物を観てライスは熱狂的な映画ファンとなったとか。

 実際に観てみると、演出は良いし、キャラもそこそこはまっては見える…と思われるのだが、全編を通して見られる耽美描写は苦手。物語自体も起伏が無く、観ていて退屈。と、とにかく私にとっては苦手意識の強いものばかりだった。

 クルーズも本作で新境地を拓いたとか言われてるけど、私が観る限り、単に気持ち悪くなっただけ。ピットはピットで、やっぱり合って見えないんだよなあ。それに出てくる人間がみんな韜晦してばっかりで、はっきり言ってストレスが溜まる。特に耽美描写に拒絶反応が出てしまったお陰で、全く楽しめることが出来ず。

(評価:★2)

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