[コメント] ジェイン・オースティン 秘められた恋(2007/英=米)
ストーリー的には人生に一度はだれもが経験する燃え上がる恋の顛末である。だが、ときは200年前であり、イギリスとはいえ古臭い因習等が満ちた自由がほとんどない窮屈な時代設定ではありながら、人間のほとばしる心の綾を丹念な演出でじっくり見せてくれる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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今では考えられないセックス観にまず驚く。姉なども牧師のフィアンセと自宅で同居しているが、別室である。プラトニックらしき雰囲気。アン・ハサウェイにしたところで、駆け落ちまでしているのにそれらしきシーンもなく、この時代の人はえらく貞操観念が強かったのでしょうか、、。(まあ、西洋は結婚するまでが厳しく既婚すると逆に乱れると聞いたことはありますが、、)
などなど、そんな下種なことはさておいて、実にいい雰囲気で物語は進む。まさにいい文学小説を読んでいる感じ。淡々とページを繰る感覚がシーンシーンの合間に窺える。俳優陣もすべて見事。相変わらずマギー・スミスもうまいし、何よりアン・ハサウェイが複雑な心理を濃淡つけた演技で満点の演技。見どころは多い。
たまにはじっくりリラックスしてゆったりチェアで読書するのもいいよね。秀作です。
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