ストーリーに緻密さが無い。ご都合主義的なちゃっちぃドタバタ劇の導入部に加え、中盤には唐突にナチが加わり、強引にヒトラーまで出てくる始末。最初に出てきた十字架は重要なのかと思いきや置き去りで、ジョーンズ親子の過去についても多くは語られず、さて、この先どうなるのかと思ったが、最後に親子愛に持っていくところは、流石スピルバーグ。

　なんだかんだ言っても、最後はすっかり満足させられてしまった。４作目があるとか無いとか噂があるが、何を描くつもりなのか少し興味がある。