[コメント] のだめカンタービレ 最終楽章 前編(2009/日)
誇張と写実の絶妙なるブレンド具合がこのシリーズの生命線。
笑いを起爆させるためのデフォルメがある一方で,リアル志向な演出の数々。
キャラクターたちの嘘っぽい弾けぶりは大いに笑いを誘うが,演奏そのものや演奏家周辺の描写が大雑把で嘘っぽいとシラけてしまう。
だから副業父ちゃんはお客が来ても無造作にオーボエを脇に放り出すなんてことはしない。
きちんとリードを外してケースにしまうところまでを端折らずきっちり撮っているところがこのシリーズの肝。
そこに家族写真があるやなしやにではなく,演奏家として当然の所作が丁寧に描かれている部分に心が動くのです。
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