コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 涼宮ハルヒの消失(2009/日)

コメントがこれだけってさびしいなあ(現時点で4つ)。同じ150分越え映画でも「アバター」よりはこっちの方が時間が短く感じた。難点もあるがまあいい作品です。
minus-zero

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







あの合理的な長門が二日後に決断を迫るというのはやはり解せないのです・・・。 この映画で一番面白かったのは、改変世界できょんとハルヒが出会った場面。 このシーンはすばらしかった。で、ハルヒの人格はまったく同じできょんの話にどんどんと食いついてくるハルヒ。引きずられるように同調する古泉。そして、SOS団を結成すべくミクルも巻きこんで長門のいる部室へなだれ込んでいく。 文学的な面白さを追求するならやはり改変後の世界で、きょんとハルヒや他の仲間たちがどのようなSOS団を新たに構築していくのか(仲間たちの人格は長門以外は同じであるのだから、それにハルヒの気分によって閉鎖空間がどうにかなるとかそういった世界の脆弱性はなくなっているのだから改変世界での新たなSOS団の方がもっと楽しいものかもしれない)を描いたうえで、その上で、きょんに選択を迫るというのが面白いと思われます。期間的には3ヶ月後とかいかがなものでしょうか。その時のきょんの選択に至る気持ちはこれはこれで至極文学的映画的なような気がします。 こういった部分が欠落しているのは原作のせいであるとは思われます。原作はあくまでラノベなのだからと言ってしまえばお終いなのですが・・・ラノベはラノベでもっと進化していけると思うのですが。 個人的な思いで、こうしたらもっと面白くなったのにと思う箇所が多々ありますが、それは措いといて、よい作品ではありました。 最後にわたしは長門ファンではありますが、改変後の長門にはまったく魅力を感じませんでした。長門はやっぱり宇宙人でなけりゃと思いました。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。