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[コメント] 手をつなぐ子等(1947/日)

機会があり2回も観てしまったが、やはり佳作。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







障害児の教育の仕方について、先生の教え方云々というのではなく、子供達の中で育っていく、もまれていく(タイトル通り―子等は手をつないでいく)のが一番いいんだという原作者の考え方が素晴らしい。

先生は、引っ張っていくのではなく後ろにいて子供達をよく見ていて、ちょっと肩を押すだけでいいのだという考え方。

もっとも、現在でそういう事をやればその意図が理解されないで、それこそ モンスター・ピアレンツとかいう親達に突っ込まれそうだ。また、子供達の間の雰囲気も違うように思う。残念だが。

ラストにその親が卒業式の後、学舎を振り返り、深々と頭を下げるシーンがある。 昔は「お世話になりました」とこのように頭を下げる、親だけでなく生徒も少なくなかったと聞く。

こういう光景はもう見られなくなったのだろうか。―もっとも私もした事はないが。

(評価:★4)

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