[コメント] 一心太助 男一匹道中記(1963/日)
日本人で初めて新婚旅行したのは坂本竜馬と言われてましたが、なんと一心太助だったようです! 強欲な資本主義には理想主義で対抗。フランク・キャプラの如きヒューマニズムを、時代劇で表現する沢島節は、シリーズ最終作まで健在。
採点はちと甘いかもしれませんが、わたくし、この一連シリーズの一心太助のキャラクター、世界観が大好きなもんで。
シリーズ前作で亡くなっていたり、今回の舞台が江戸でなかったりして、大久保彦左衛門(月形龍之介)や松平伊豆(山形勲)といったシリーズ名物キャラが、回想シーンやワンシーンでしか出てこないのが残念なところ。
佐藤慶 、平幹二朗、田中邦衛という本作品の悪役3人衆が、約50年の時を経た現在(2010年3月現在)も、現役の大御所俳優として頑張っているところが凄い。
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