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[コメント] やさしい嘘と贈り物(2008/米)

役者的には皆いい演技で安定感はある。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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1人暮らしの老人の姿を描いたドラマ。

ロバートの生活や恋愛が全て、認知症になった彼のために家族が装ったものであることが最後に明かされるが、似たような記憶障害の主人公の日常生活を切り取った『50回目のファースト・キス』と比べると、こちらはロバートの死を仄めかす結末で、悲壮感だけが最後に漂う。

記憶障害だと悟られないような、舞台設定に拘っていた『50回目のファースト・キス』よりも、こちらは舞台設定的にロバートが認知症だということを考慮すると、彼にそのことを気付かせないように家族が生活を送らせるのには結構無理が感じられる。

役者的には皆いい演技で安定感はあるが、ストーリー的にはある程度の説得力があった方が、ロバートのために尽力する家族の姿にもっと感動できたと思う。

(評価:★3)

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