[コメント] 孤高のメス(2010/日)
哀愁を誘う地方都市の描写が見事。取り立てて何かあるわけでもないけど、そこで生きる人々の確かな息吹を感じられる風景が好きだ。心の腐敗や老病死の苦しみの中で、ただただ他者を救いたいと言う実直な慈悲心が真摯で胸を打たれる。
この映画に登場する善良な人達は、みな誰かのために生きようとする。
苦しむ患者のため、街の発展のため、家族のため、隣近所に住む人のため。
エゴイズムの強い人間は良い描かれ方をされていない。
人間が幸福に生きる道は、結局これがすべてでは無いかと思う。
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