[コメント] BOX 袴田事件 命とは(2010/日)
私、この映画が高橋伴明さんの初めての作品です。はじめて彼の作品を見てしまいました。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
社会派作品として見れば熊井啓監督の作品の影響を受けているようにも見えますが、こういう言い方は誤解を招くかもしれませんが、あまりにの映画としてはオーソドックスすぎちゃっておもしろくも何ともなかったですね。
残念です。
ただ、映画を通して新しい発見があって、これが実話であることはともかく、まだ各々生きて闘っている点が衝撃でした。
裁判員制度が始まった日本ですが、特に刑事裁判の死刑をめぐるジャッジの怖さを痛烈に感じましたね。
裁判員のドラマが生まれるかもしれません。
そしてこの主人公が言うように、被告人も裁かれる対象だけども、裁判官も裁かれていることを自覚しないといけません。
法律の礎にある「正義」の問題は、もっと深く掘り下げて考えてもよいかもしれませんね。
世の中の狂気が検察側にも被告側にも存在する世の中ですもんね。
見る側にもジャッジする意思を求める作品としては唯一評価できる点でした。
でもやはり映画としてはイマイチですね。
テレビドラマで十分です。
2010/12/30 自宅
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