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[コメント] レポゼッション・メン(2010/米)

このオチはずるいが、劇中そのオチに導くための情報提供はなされているので、一般的に感じる嫌さはかなり薄まっている。
Master

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







夢オチで途中の荒唐無稽さや適当さを正当化するという手法はずるい。だが、ジェイク(フォレスト・ウィテカー)とレミー(ジュード・ロウ)が争った際の描写とM.5と言う新商品について話している描写で夢オチに至る必要な描写がなされているので、ありがちな全て台無しにするようながっかり感はない。

ただ、ジェイクがレミーを販売係にしないためにAEDに細工をするというのはいくらなんでもひどいと思う。せめて電子系に詳しいと言う描写があるのであればまだ分からないではないが、動機の面でも実行策の面でも突飛に過ぎている。ラストで見せる表情は良いだけにこの展開はもったいないと思った。

また、アクションが全体的に平板だった印象もある。もう少し新しさが欲しかった。全般佳作。細部を気にしだすともろもろ気になる作品であった。

(2010.07.24 tohoシネマズみゆき座)

(評価:★3)

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