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[コメント] 瞳の奥の秘密(2009/スペイン=アルゼンチン)

当時のアルゼンチンの時代背景を考えると現実的にありそうな出来事で、興味深く見れた。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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昔、担当した暴行殺人事件を元に小説を執筆しようとする男が、事件のその後の不可解な経緯を解き明かそうとするミステリードラマ。

過去の主人公が暴行殺人事件の解決するまでの経緯と、その後の小説を執筆するために事件後の不可解な謎を解こうとする主人公の現代のエピソードが交互に展開される。

事件の犯人がアルゼンチンの政治の情勢悪化のために、人数不足で暴徒を制止する警備として借り出さることになり、平然と送検した主人公を前で横柄な態度を取るところは、実際問題としてはかなり衝撃的だが、当時のアルゼンチンの時代背景を考えると現実的にありそうな出来事で、興味深く見れた。

最後に事件の被害者遺族である夫が情勢の悪化に紛れて一度は逮捕されたはずの犯人が野放しなっていることを知り、犯人を見つけ出して長年監禁して苦しめて復讐していることが明らかになるが、果たしてモラレスが犯人であるゴメスを無抵抗で監禁させれたのかが返って不可解に見えてしまう。

特にゴメスは一度、情勢悪化で自由になった時に、事件を捜査したベンハミンの仲間を殺したりするなど凶暴な面が見られるだけに、簡単には捕まらなそうだし、監禁されても脱走を一度も企ててる様子が無いのも不自然な気がした。

(評価:★3)

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