[コメント] ブルー・ジーンズ(1958/仏)
閉鎖的かつペダンティックな作品であることを隠さない、一部のヌーヴェルヴァーグ作品群よりは、ロジエの開けっぴろげで通俗的ポップに染められた作品世界は実に楽しい。だが、短編であるがゆえに充分に骨子を咀嚼することを怠り、勢いだけででっち上げてしまった若気の至り的な性格を持つことは否めず、悪い意味で保守的なステップで立ち止まっているように見受けられる。
(水那岐)
投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。