コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] トラブル・イン・ハリウッド(2008/米)

下世話な話だが、有能で出来るセレブ男が、無理難題に右往左往する様は見ていてやっぱり愉快。それに微妙に映画ファンの心をくすぐるオチではある。
シーチキン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ラストのカンヌ。ショーン・ペン主演の劇中の映画のラストにはやっぱり犬が先に出てきた。この結末はカンヌ映画祭の盛り上げ方とか監督のスピーチなどで予想はできた。

で、監督の我の通したラストに罵声が飛びはしたがスタンディングオベーションもそれなりにあって、大方の観客には受けたようにとれ、ついニヤリとしてしまう。

ところでこのラストは、仮に監督が映画会社に屈服して折れたままで、犬の撃たれない映画のラストになっていたとして、それがカンヌで大ブーイング、興行予想も目途がたたないなんていうラストになっていたとしても、やっぱり同じようにニヤリとしてしまうだろうなあ。

逆に、犬の撃たれるラストのままでカンヌでは大ブーイングを喰らったり、犬の撃たれないラストでスタンディングオベーションになったりしていたら、ちょっと釈然としない気持ちが残っていたと思う。

単なる天の邪鬼かもしれないが、そんな微妙な心がくすぐられたラストだった。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)わっこ[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。