[コメント] トラブル・イン・ハリウッド(2008/米)
下世話な話だが、有能で出来るセレブ男が、無理難題に右往左往する様は見ていてやっぱり愉快。それに微妙に映画ファンの心をくすぐるオチではある。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ラストのカンヌ。ショーン・ペン主演の劇中の映画のラストにはやっぱり犬が先に出てきた。この結末はカンヌ映画祭の盛り上げ方とか監督のスピーチなどで予想はできた。
で、監督の我の通したラストに罵声が飛びはしたがスタンディングオベーションもそれなりにあって、大方の観客には受けたようにとれ、ついニヤリとしてしまう。
ところでこのラストは、仮に監督が映画会社に屈服して折れたままで、犬の撃たれない映画のラストになっていたとして、それがカンヌで大ブーイング、興行予想も目途がたたないなんていうラストになっていたとしても、やっぱり同じようにニヤリとしてしまうだろうなあ。
逆に、犬の撃たれるラストのままでカンヌでは大ブーイングを喰らったり、犬の撃たれないラストでスタンディングオベーションになったりしていたら、ちょっと釈然としない気持ちが残っていたと思う。
単なる天の邪鬼かもしれないが、そんな微妙な心がくすぐられたラストだった。
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