[コメント] 義兄弟(2010/韓国)
朝鮮半島の状況変遷の組み込み方が上手い。ストーリー上で韓国側の主人公をより大きく成長させる事により、その味わいも深くなった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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北朝鮮のスパイをヒューマニストにし、韓国の探偵を良き人にはしなかったのは映画的に適切。描いていることも特に突飛ではないが、丹念であるため素直にストーリーに入っていける。
そのストーリーでは、ステレオタイプな北朝鮮人へのイメージを持っているイ・ハンギュ(ソン・ガンホ)がソン・ジウォン(カン・ドンウォン)を通して、家族を思う自分との違いのなさを知りより大きく成長する形としている。これもまとまりがあって良い。
若干残念だったのはラスト。展開上、ジウォンが影(チョン・グクァン)の首をナイフで掻っ切る方が冒頭の襲撃シーンとの兼ね合いから良かったかなと感じた。
(2010.11.05 109シネマズ川崎)
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