[コメント] キック・アス(2010/英=米)
ヒットガールの切れ味とハードボイルドっぷりが素晴らしすぎる。
やや行き過ぎ感あるバイオレンスを織り交ぜながらオフビート調で仕上げていくテイストは、”好きなように撮ってる”感が溢れていて好ましい。
が、そのオフビートにややノリきれなかった感もある。主人公がスーパーヒーローに目覚める動機がいまいち曖昧で、それは敢えてそうしてるのだろうというのもよく分かるのだが、その割には事がトントン拍子すぎるというか。
キック・アスの「生身」感と鉄人のような回復力の喰い合わせがよくない。もちろん嘘は嘘で全然構わないのだが、嘘の付き方にもう一捻り欲しく、チグハグさを笑いに繋げる努力を求めたくなる。例えばゲイ疑惑の件りとかもうちょっと笑わせようがあったように思うぞ。
それもあってこれ、やっぱりヒットガールの映画って思えてしまうんだよな。
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