[コメント] 女の園(1954/日)
恋愛の課題は上京が解決になるから高峰秀子にとっては計数力の欠陥に悩まされる方が応えるはずだ。計数の悩みが恋の従属変数に過ぎなくなれば彼女から課題が奪われる。
高峰三枝子の粘着質な姿態を追ううちに鍛造されてきた叙体にとってこの展開は物足りなく、表現に相応しい内容が求められ哀感の迫力だけが暴走し、秀子はこの謎の力に混乱し屈する。
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