[コメント] 犬の生活(1918/米)
エドナ・パーヴィアンスの全身ウインク。
本作も別名『貧乏をぶっ飛ばせ!』とでもいうような映画になっている。実際、この頃のチャップリンは結構暴力的で(殴ったり蹴ったりは普通)、小犯罪なら常習(無銭飲食は当然)なので、「笑い飛ばす」というより本当にぶっ飛ばしている観がある。ご愛嬌というものか。
◇ ◇ ◇
間違いなく、ウインクを発する対象を、間違えている。“トランプ=浮浪者”チャーリーに向けてどうすんだ。あんたの仕事は、裕福な男からお金を引っ張ってくることだろ。
だがこの“不器用さ”が絶頂に可愛らしいんだから致し方ない。
また、未だにこの“不器用さ”がそこらへんのボンクラ映画の主旋律である。恐らくは、やっぱりチャップリンは天才だったのではないか。
13/11/30記
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