[コメント] アレクサンドリア(2009/スペイン)
『タイタニック』で例えれば、レオが闇落ちしてビリー・ゼインが良識を保つのである。公平を期そうという強迫観念で緊張が絶えず生じていて、修羅場に際して試された人間性は悉く敗北する筋にもかかわらず、人が不遜にはならなかったという爽快な後味がある。
技官化する奴隷オッサンやローマ兵の平常心を悲酸が彫琢するのである。
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