[コメント] ピュ〜ぴる(2010/日)
8年間で青年はピューぴるへと激変する。それは、いまだカタチも意識も定まらない胎児が、自然の摂理にしたがい乳児から小児へと姿を変え、徐々に意志を獲得していくさまに似ている。文字通り自分のあるべきカタチの模索と創造は、未知の領域へと突き進む。
彼（彼女）の変態は、何かになるということは物事の帰結などではなく、自己を確認していく作業の途中に姿を現す、何もかのように見える仮のカタチでしかないということ教えてくれる。
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