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[コメント] ダンシング・チャップリン(2010/日)

とても真面目に作られた映画で、バレエの記録としては優れていると思うが、前半のメイキングの部分ではこの監督の持ち味であるテンポの良さや軽み、ユーモアがあまり感じられず、やや冗長で重苦しい印象。
熱田海之

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







警官の踊りを公園で撮ることにこだわるのなら、人気のない自然公園ではなく、街中の人の多いところ(日比谷公園やロンドンのハイド・パーク、ニューヨークのセントラル・パークのような)にすべきであったと思う。

エンディングは『モダン・タイムス』をまねて2人で去って行かせた方が良かった。

自分の嫁さん(草刈民代)を美しく撮っておきたいという映画(だとしたらダシに使われた主演のボニーノには極めて失礼)はもうお腹一杯なので、これっ切りにして欲しい。どうしてももう一本と言うなら、原点に帰って「僕の嫁さん」てなものならいいかも(R指定歓迎!)。

オープニングの湖畔にフォークの突き刺さったオブジェのショットは小津安二郎の『浮草』へのオマージュ?

(評価:★3)

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