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[コメント] 黄色い星の子供たち(2010/仏=独=ハンガリー)

全体として淡々とした物語は、かえって暴虐なる現実の歴史に思いをはせさせる。酷く、暗黒の史実があるだけに、最後のシーンには涙せずにはいられなかった。
シーチキン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







2万3千人の計画を1万3千人におしとどめた。そこには1万人をかくまった勇敢なる史実と同時に、1万3千人を送ったという暗黒の史実がある。

その両面を率直に描いてこそ、一人一人の人間の、苦しみと不幸が、人の醜さと愚かさ、勇気と善意、良心と気高さが、心に突き刺さる。

だからこそ、最後の場面は、ただただ、小さな奇跡に喜びうれしさに感動する。

(評価:★5)

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