[コメント] ツリー・オブ・ライフ(2011/米)
個人の悩み・苦しみと全宇宙的神秘を一貫した視点で描こうとする態度の真摯さに打たれた。☆3.4点。
しかし、「苦しみ」を既存のものとして、それを前提に描こうとする話法には少し無理を感じた。今回自分自身が精神的に苦しい部分を持ちながら観ていたので、逆に沁み入るものを感じたが、一般公開にしては観客に頼る部分が大き過ぎる気がする。
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私自身はこの映画の要は(CGらしい)或る生き物のシーンだと思っている。このシーンを敢えて入れた意味が重要だと思う。(無茶と言えば無茶だが…)
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家族の問題も描いている訳だが、連れ合いの「これは基督教圏のひとでないと通じない」という淡白な結論に、同意しつつも「昔の連れ合いならもうちょっと違う感想が…」と少し悲しくもなった。
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