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[コメント] はやぶさ HAYABUSA(2011/日)

トラブルが起きても、それがどの程度のトラブルなのかまったく説明がないので、切り抜けても切り抜けられなくても、なにも伝わって来ない
月刊ムー

こういう映画って、観客の疑問を代弁してくれる役が必要だと思う。架空キャラである竹内結子がその役を務めるのかと思って見ていたら、彼女自身、頭がいいので観客置いてけぼりで話がどんどん進んでいってしまう。はやぶさに起きる数々のトラブル、それがどの程度深刻なのかさっぱりわからないから、まったくハラハラしない。はやぶさが飛んでいた頃、ネットに書かれていた「はやぶさのトラブルまとめ」みたいなものの方が、結果はわかっているのによっぽどハラハラする。

ちょくちょく出てくる、「『きぼう』という探査機が火星に衝突する確率が1パーセント以下にならなかったので、軌道を変えた」というエピソードにしても、なんで1パーセント以下にしないと駄目なのかまったく説明がないので、意味がわからなかった。映画を見た後にウィキペディアを見てやっとわかった。

作っている人たちは疑問に思わなかったんだろうか。それが不思議だ。

(評価:★2)

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