[コメント] 宇宙人ポール(2011/米)
キリスト教原理主義に勝利した進化論はクリステン・ウィグを下品にするという人間認識の彫りの深さに素晴らしいものがあった。心に残る名作だ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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眼疾の治療のあと「あなた神の子?」とポールに語るのがケッサク。宇宙人のサバケた造形との組合せがとてもいい。本作は二極化するアメリカをグロテスクに拡大してみせるが、クルマにブッシュの写真飾っている警官もいなして、最後は優しく包んでいる。
ポールがかつての恩人ブライス・ダナーを宇宙へ連れて行くラストに優しいタッチがあった。宇宙船描写も『未知との遭遇』や『ET』を廉価で再現。路上で追い抜いて転覆するクルマの描写が素晴らしい。ヲタク文化にだけはついていけないが、それは私の欠点かも知れないと思わせられる。
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