[コメント] フライトナイト 恐怖の夜(2011/米)
オリジナルでいい味を出していたピーターに、ヴァンパイアに因んだシリアスな生い立ちを追加したことでユーモアはあまり無くなったが、その分、ヴァンパイアのジェリー役のコリン・ファレルがヴァンパイアとして猟奇性や自分の素性を探る人間を見透かした態度ぶりや、女性を虜にする魅力的な振る舞いなどを上手く表現しており、映画を引っ張っている。正直、はまり役。
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映画を見終った人むけのレビューです。
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85年製作の『フライトナイト』のリメイク。
引っ越してきた隣人がヴァンパイアだと悟った主人公の少年が倒すために奔走するところはオリジナルと共通するが、主人公が隣人をヴァンパイアだと気づくきっかけや主人公の友人たちの待ち受けている展開や結末、オリジナルでヴァンパイア退治のキーパーソンとなった俳優のピーターの生い立ちのアレンジなど、キャラクター設定が大きく変更されている。
またオリジナルはホラーながらコメディ要素も強かったが、リメイク版はどちらかというとシリアス路線を貫いている。
オリジナルでいい味を出していたピーターに、ヴァンパイアに因んだシリアスな生い立ちを追加したことでユーモアはあまり無くなったが、その分、ヴァンパイアのジェリー役のコリン・ファレルがヴァンパイアとして猟奇性や自分の素性を探る人間を見透かした態度ぶりや、女性を虜にする魅力的な振る舞いなどを上手く表現しており、映画を引っ張っている。正直、はまり役。
映画としてはオリジナルよりもシリアスな路線になったことで、ヴァンパイアにいつ襲われるのか分からない緊迫感は増しているので、よりホラーとして楽しめる作品になっていると思う。
ただ3D化は、ジェリーが倒された時の崩壊するところでしか効果を発揮してないため、正直、意味はあまり無いと思う。
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