[コメント] 映画けいおん!(2011/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
『映画けいおん!』を映画として観た。それは大きなスクリーンでお金を払ってみんなで観るという一種の「お祭り」としての意気込み故。
評価は2点。最初から満足している状態で鑑賞したのでどうしても減点方式にならざるを得ないのだが、それでも上記のような自分のけいおん!史からみると高評価はしずらい。
なにがダメって・・・話が長(ヘタ)すぎる!!!!
けいおん!が持ち味としている異常なまでの日常描写は今回も冴えわたっていたけど、それに甘えるかのように工夫の足りない脚本。平凡すぎる。パートとパートとの接着部すら日常的すぎて物語に一切の機微がなく、映画的じゃない。けいおん!の良いところは繊細すぎるほどの日常的な風景、会話のやりとりなのに話がとんとんと都合の良い物語にしか転がっていかない。映画としてのけいおん!に求めるものは、「王道」ではなく「日常の延長線」なのだけど。
・・・あ、さらにオタク目線から言わせてもらえば、教室ライブのシーンね!あれ唯が片手に携帯持ってるか持ってないかが非常に重要なわけでしょ?持ってるから「ああ、なるほど。このシーンが第二期OPの複線だったね」ってなるのに。持ってないって!!んじゃなんのための教室ライブだよ!どうした京アニ!そこを入れ込んでこそのファン泣かせでしょうがっ!
結局25分弱のテレビアニメ尺を切り貼りしただけかよって思えてしまう。好きなんです。好きだから故に厳しい目線で見てしまっただけなんです。笑
これじゃあ、テレビドラマが好調だったから映画化するという近年の悪しき風潮と大差が無い。けいおん!には、京アニには、アニメにはそこから脱却できる素質とスキルがあるのになぜ最大限のパフォーマンスをしないのだろうと少し寂しくなった!ジャン!
でも、帰りに一緒に見に行ったアニヲタの友だちと、久しぶりにあの5人を観れたって幸せだよねという話でキャッキャした!ジャジャン!
fin
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