[コメント] 機動戦士ガンダムUC episode4 重力の井戸の底で(2011/日)
これは客観的にみて一本の「映画」としても文句なしの面白さ。地上戦の描写はまさに圧巻。一緒に見に行ったガンダム好きの先輩は動く戦争博物館に狂喜しておりました笑
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ガンダム好きであればあるほど、この映画について多くを語りたくなるんじゃないか。例えば主人公を成長させる「砂漠」、ブライト・ノアの登場、数多いMSが登場する地上戦、あくまでも不殺を貫く主人公。逆に私のような、あまり親しくない人間に何か語れる部分があるのかどうか。旧シリーズを観てきた人なら食堂での会話シーンにおける感慨もより大きくなるのだろう。
とりあえずキャラではミネバ様が可愛い。もうリディはミネバ様への不敬罪で逮捕すべきだね。抱きつくとはうらやまけしからん。おまけに振られるわロニも撃つわで観客のヘイト一身に受けて踏んだり蹴ったり。損な役回りだ。
それはともかく、今回の第4話は前半の人間ドラマと後半のアクション、静と動の対比が実に素晴らしく、本シリーズ最高の完成度だったように思われる。強いていえばロニとバナージの絡みがもう少し欲しかったが、1〜3話を観た人ならバナージの行動(撃てません!)にも充分納得できるんじゃないだろうか。マリーダさんの行く末も気にかかるし、次回が非常に楽しみな仕上がり。
・カークスが戦死する場面で、聳え立つコロニーの残骸が大きく映し出される。あのカットに流れる情感は複雑極まるもの。宇宙世紀のそれまでの歴史、その重さが凝縮されたかのような名カットだ。あれを見た瞬間、このアニメの志の高さがどれほどのものであるかを知った。これから先どんなことがあろうと、最後までシリーズを追い続けようと思う。
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