[コメント] サラの鍵(2010/仏)
ユダヤ人に対する迫害はやはりとんでもなくトラウマになるんだと恐怖を感じた。現実の悲惨さがあまりにも酷く辛い。過去を明らかにするための時間と当時の時間が交差し、違った視点で見れた。
ユダヤ人というだけで捕らわれ、親とも離されたサラ。
しかしサラにとって何よりショックでトラウマになるシーンは鍵でクローゼットを開けたところ。開けた瞬間に泣き叫ぶシーンは本当に目をふさぎたくなるほど辛い場面だった。自分を信じて待っていた弟、それをわかっていたサラ。サラに生きる目的を与えたのは弟の存在で、だからこそ捕まっても逃げ出した。
期待と不安が入り交じりながらアパートの階段をかけ上がる表情も忘れられない。
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