[コメント] ニューヨークの王様(1957/英)
晩年の映画ですし、年はとっているけど、紳士チャーリーは健在。放浪紳士が最後、王様になったんですね。
さすがに『ライムライト』と比較することはできないが、この映画もチャップリンの人生そのものを自ずから演出している。
自身がアメリカを追放された経験をそのままモチーフにしてみたり、あの『独裁者』での演説を子供に演じさせてみたり、ある意味で集大成と言える映画だと思う。
何より放浪紳士だったチャーリーが王様になっているというこの皮肉。それでもチャップリンの身のこなしは変わらない。それまでチャップリンが演じてきたチャーリーと変わらない、というあたりに感動する。
最後何気ないニューヨークの空を飛行機が飛んで行くシーンも味わいがある。
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