[コメント] ヘルプ 心がつなぐストーリー(2011/米=インド)
微妙にズレてた。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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一見、大きな力に立ち向かう人を描いた作品にも思えるが、微妙に違った。少なくとも受けた印象は違った。
B・D・ハワードを、偏見を持っている人という以上にあんな性悪女として描く意味や、子供の面倒を見ない母親などの立ち位置がいまいち理解できないからかもしれない。
性悪女にウンチ食わしてゲラゲラ笑う。 終盤に家に乗りこんできたその女を、詳しい事情を知りもしないエマ・ストーンの母親が「下劣な奴は出ていけ!」と追い払う。
これは白人が黒人のトイレを拒絶する反応と何が違うんだろう。
こういうのを観て思ってしまうのは、虐げられていた人たちも立場が違ったら同じことをしたんじゃないのか、ということだ。
そこから人間の本質的な矛盾などが描き出される話ではないらしい。性格の良し悪しがはっきりしすぎていることが差別の問題を曖昧にしている。だから自分には描きたいことが見えなかった。単なるいじめっこに復讐してすっきり、という話にさえ思える。これこそ偏見かもしれないが、ディズニーだと知って少し納得してしまう。
まぁ今まで通りに差別を描いた構成じゃウケないのかもしれないが、高次元な演技を見せる役者を活かし切った映画かというとそうではない気がする。
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