[コメント] ラブ・アゲイン(2011/米)
いきなり訪れる離婚の危機、みたいな筋立ての上手さ。主要キャラクターの計算された肉付き感。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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妻が離婚を切り出していなければ、始まってない話。離婚みたいな話を、軽々に口にしてほしくないという感情と、それ以上に「仲睦まじい夫婦像」みたいなフィクションを、二人で積み重ねてきたはずだから、一方的に夫に非があるみたいな視点への不満。
だが、それを冒頭に持ってくるなど、話の立て方が上手いよね。作劇の作法がよく分かっているというか。ゴスリングにしても、ただのナンパ男だったら、哀れな中年男を真剣に救ってやろうとはしないはず。その時点で、後に出てくる娘にふさわしい野郎であることが、ちゃんと担保されている。でも親父には、相手が分かった瞬間、徹底的に抗戦させるとか。
しんみり感はあるが、切実さではなく、それをスパイスとして使った、笑える、楽しい、が基本線の作品。
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